逃避

私がずっと連絡しないので業を煮やしたか。

と思えば。


彼は、今日、明日、
と、言ってきた。

又、リゾートに行かないか、と。


予定が急にキャンセルになって、私で埋めようとでもしたのだろうか。

今頃、他の女と行ってるのかもしれない。
でも、もうそうして煩わされることが嫌なのだ。

もう、心も痛まないけど。
それはもう会わないと決めたからだ。

会ってたら、やっぱり心は痛むだろう。


私がもう連絡しないで欲しいといったことの意味を彼は全く理解していない。


私には割り切った大人の付き合いというのは無理なのだ。

前は私に他に男がいて、そしてその会えないときの穴埋めに彼を使っていたから私も平気でいられた。
女癖の悪い男だということは十分承知していた。

私の都合のいい時に、ただ一緒にいてくれたら私はそれで満足だった。
それはお互いだったからだ。
けど、好きになると、耐えられなくなった。
たったそれだけのことなのだ。


私だけが彼をだんだん好きになり。
そして、他の男を全部切ってしまったのだ。
でも、彼もそうしなかったからと言って、私に彼を責める権利など全く無い。
私はそれを十分承知している。


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結局。
仕事が充実していないと、他の面でも満たされない。
仕事が楽しいと、他のことも何でもこなせるような気がする。

だから。
しばらくは仕事に生きよう。
ずっとそうしてきたのだ。

仕事しようとすればするほど邪魔され続けてきたけど。
仕事、頑張ろう。
今日だって遅刻ぎりぎりだ。
でも、私はくじけない。


誰にも頼らず、自分ひとりの力で生きよう。
それしか私には出来ないのだ。
それは、
悲しいことかもしれないけど。
でも、私にとっては、けして悲しくないことだ。
私はそのことを誇りに思う。


自分の内面が充実しないと、けして幸せになることは出来ない。