気が付けば。

今、福山のラジオがかかっている。
分かってるけど、もう、聞くのもめんどくさい。

もともと私が福山のファンになったのは、彼に似てると思ったからだ。


もう、彼の顔も忘れつつある今、もう福山もどうでもいいか。


明日は日曜、彼は又、海にでも行くんだろうか。

私は今年も、海にも一度も行かないかもしれない。
でも、それでいい。


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私があの子を嫌いになったり、
それから、嫌いでなくても疎ましいなんて思ったりしたら、
あの子は一体何処に行けばいいのだろう。


もう帰る家もなくなったのに。
私が愛してやらないと。
あの子の居場所は何処にも無くなる。


今も片隅で、邪魔にならないように生きている。
何かしてやると何時も満面の笑顔で嬉しそうにするけれど。


心のどこかで、

居ないとほっとしている私がいる。